無線から先頭を走る仲間の声が入る「歩行者二名、注意してください」林道に限らず仲間の声に助けて貰える無線は必需品だ。安全面、利便性はもとより何よりもコミュニケーションを取りながらの移動が林道行の楽しみを一層深くしてくれる。
うっそうと茂る木々からこぼれる木漏れ日が車を照らす。この林道が何処まで続くのか、この木々のトンネルの先にはどんな景色が広がっているのか。適度にガレたダートを踏みしめ、ゆっくりとゆっくりとコンボイを組んだ車が通り過ぎていく。鳥の声は歓迎か拒絶か、それとも林道を走る車の事など関心も無く求婚の歌を歌っているのだろうか。